
こんにちは、さとさと夫婦です。今回は本ブログのソウブレイズex系記事の3本目となりまして、現在の主流であるオリジンパルキアVSTAR採用型のソウブレイズexデッキを紹介します。
ソウブレイズexデッキのおさらい
ソウブレイズex
分類:1進化 HP:270 タイプ:炎 弱点:水 抵抗力:なし にげる:2
テラスタル(このポケモンは、ベンチにいるかぎり、ワザのダメージを受けない。)
特別なルール(ポケモンexがきぜつしたとき、相手はサイドを2枚とる。)
【ワザ】炎 しんえんほむら 30+
自分のトラッシュにあるエネルギーの枚数×20ダメージ追加。
【ワザ】炎超鋼 アメジストレイジ 280
このポケモンについているエネルギーを、すべてトラッシュする。
ワザ「しんえんほむら」のシンプルかつ強力な性能がウリのポケモンです。トラッシュにエネルギーさえ溜めてしまえば継続的な大ダメージを出すことができ、その力で多くのポケモンを灰燼に帰してきました。
最近ではスボミーを獲得しました。ワザ「むずむずかふん」により、エネルギーをトラッシュするための時間を稼ぐことができる、ソウブレイズexデッキと非常に相性がよいカードです。
この辺までは過去の記事で紹介しておりました。
オリジンパルキアVSTARの採用
オリジンパルキアVSTAR
オリジンパルキアVSTAR
分類:V進化 HP:280 タイプ:水 弱点:雷 抵抗力:なし にげる:2
特別なルール(ポケモンVSTARがきぜつしたとき、相手はサイドを2枚とる。)
【ワザ】水水 あくうのうねり 60+
おたがいのベンチポケモンの数×20ダメージ追加。
【VSTARパワー】【特性】スターポータル
自分の番に使える。自分のトラッシュから水エネルギーを3枚まで選び、自分のポケモンに好きなようにつける。[対戦中、自分はVSTARパワーを1回しか使えない。]
ワザ「あくうのうねり」のシンプルな攻撃性能と、VSTARパワー「スターポータル」によるエネルギー加速が強力なポケモンです。前者を主に生かした大空洞パルキアデッキや、後者を主に生かしたパオジアンexデッキでの採用など、他のデッキにおいても大活躍しています。
そんなオリジンパルキアVSTARですが、一見ソウブレイズexと相性がよさそうには見えません。タイプが違いますし、特にコンボも見当たりません。
ですが、元々ソウブレイズexデッキで採用されていたとあるポケモンと組み合わせることで、強力な動きができるようになるのです。
かがやくゲッコウガ
かがやくゲッコウガ
分類:たね HP:130 タイプ:水 弱点:雷 抵抗力:なし にげる:1
特別なルール(かがやくポケモンは、デッキに1枚しか入れられない。)
【特性】かくしふだ
自分の番に、自分の手札からエネルギーを1枚トラッシュするなら、1回使える。自分の山札を2枚引く。
【ワザ】水水無 げっこうしゅりけん
このポケモンについているエネルギーを2個トラッシュし、相手のポケモン2匹に、それぞれ90ダメージ。[ベンチは弱点・抵抗力を計算しない。]
それがかがやくゲッコウガです。従来のソウブレイズexデッキにおいては、特性「かくしふだ」によるエネルギーのトラッシュと手札の補充を目的に採用されていました。
ですが、オリジンパルキアVSTARを採用したことで、VSTARパワー「スターポータル」で基本水エネルギーを付け、ワザ「げっこうしゅりけん」を使うことができるようになりました。「げっこうしゅりけん」は相手のポケモン2匹に90ダメージを与える強力なワザです。

目の前のポケモンに大ダメージを与えるソウブレイズexと、相手のベンチを器用に狙撃するかがやくゲッコウガのコンビネーションで臨機応変に相手を攻撃していくことができるようになったのが、オリジンパルキアVSTAR型のソウブレイズexデッキです。
なぜ相性がよいのか?
ソウブレイズexのワザ「しんえんほむら」はワザを使うために基本炎エネルギーを1つ必要としますが、トラッシュにあるエネルギーのタイプは問いません。そのためデッキを基本炎エネルギーだけで構成する必要はなく、他のエネルギーを採用することができます。
ソウブレイズex
【ワザ】炎 しんえんほむら 30+
自分のトラッシュにあるエネルギーの枚数×20ダメージ追加。
その中でも、基本水エネルギーとオリジンパルキアVSTARを採用する型は、「げっこうしゅりけん」による器用な立ち回りがソウブレイズexの弱点(目の前のポケモンを倒すことしかできない)を補うことができるため相性がよく、環境の主流になっています。
他にも、基本悪エネルギーとマシマシラを採用して特性「アドレナブレイン」を使う構築や、基本雷エネルギーとテツノカイナexを採用してワザ「ごっつあんプリファイ」を使う構築、基本草エネルギーとレジドラゴVSTARを採用してワザ「りゅうむそう」からの「ファントムダイブ」や、VSTARパワー「レガシースター」を使う構築(!?)まで存在します。
マシマシラ採用型は、環境デッキの一つドラパルトexのワザ「ファントムダイブ」によるダメカンを「アドレナブレイン」で相手に返すことで、相手のプランを崩したり、ソウブレイズexやかがやくゲッコウガのワザのダメージを補助したりすることができます。ドラパルトexが周りに多いなら採用してみたいカードです。
オリジンパルキア採用型のソウブレイズexデッキ
サンプルデッキレシピ

序盤の回し方
じゃんけんに勝ったら先行を取ります。
ベンチにポケモンを展開しよう
カルボウを展開してソウブレイズexに進化する準備をしながら、かがやくゲッコウガとイキリンコexの特性で手札とトラッシュのカードを増やしていくのは従来通りです。さらに、オリジンパルキアVまで展開できれば最高です。
後攻であればスボミーの「むずむずかふん」から入りましょう。
ワザ「げっこうしゅりけん」を使おう
特に、相手が2進化ポケモンを中心としたデッキの場合に有効です。こちらが先行2回目の番にワザ「げっこうしゅりけん」を使うことで、相手のポケモンが進化する前に2匹を倒すことができます。そうなってしまえば、あとはソウブレイズexが暴れるだけで決着するでしょう。
ベンチにオリジンパルキアVSTARを用意してVSTARパワー「スターポータル」を使うことで、かがやくゲッコウガに基本水エネルギーをつけて「げっこうしゅりけん」を使うことができます。基本水エネルギーをトラッシュしておく必要がありますが、そこはソウブレイズexデッキの得意分野です。サポート「ゼイユ」や「博士の研究」、グッズ「大地の器」を駆使すればそう難しいことではありません。
「ブライア」を絡め、サイドを取り切ろう
相手のHPが高いポケモンはソウブレイズexの「しんえんほむら」で倒していきます。サポート「ブライア」を採用していることで、サイドを一気に3枚取ることも可能です。
ブライア(サポート)
このカードは、相手のサイドの残り枚数が2枚のときにしか使えない。この番、自分の「テラスタル」のポケモンが使うワザのダメージで、相手のバトルポケモンがきぜつしたなら、サイドを1枚多くとる。
特徴的なカードの紹介
ヒスイのヘビーボール
ヒスイのヘビーボール(グッズ)
ウラになっている自分のサイドのオモテをすべて見る。その中からたねポケモンを1枚選び、相手に見せて、この「ヒスイのヘビーボール」と入れ替えて、手札に加える。見たサイドや入れ替えたカードはすべてウラにして切り、サイドとして置く。
このデッキの要である、かがやくゲッコウガを確実に使うためのカードです。かがやくゲッコウガがサイドに落ちてしまうと「かくしふだ」も「げっこうしゅりけん」も使えなくなり、デッキが動かしづらくなります。「ヒスイのヘビーボール」により、サイドに落ちたポケモンを手札に加え、利用することができます。
ジャミングタワー
ジャミングタワー(スタジアム)
おたがいのポケモン全員についている「ポケモンのどうぐ」の効果は、すべてなくなる。
ソウブレイズexデッキはポケモンのどうぐの採用がなく、デメリットがありません。一方、ポケモンのどうぐの採用が多いドラパルトexデッキやサーナイトexデッキに対しては強力な妨害カードとして働きます。
他に採用している「ポケストップ」はエネルギーのトラッシュとグッズの回収が強力ですが、相手に利用されやすいスタジアムでもあるので、相手のデッキを見ながら「ジャミングタワー」とどっちを張るかを判断しましょう。
ジェットエネルギー
ジェットエネルギー(特殊エネルギー)
このカードは、ポケモンについているかぎり、無色エネルギー1個ぶんとしてはたらく。
このカードを手札からベンチポケモンにつけたとき、このカードをつけたポケモンを、バトルポケモンと入れ替える。
ソウブレイズexの「しんえんほむら」のためにトラッシュするのは特殊エネルギーでも構いません。そのため、特殊エネルギーも採用しやすいです。
「ジェットエネルギー」は、ベンチポケモンにつけることでバトルポケモンと入れ替えることができます。かがやくゲッコウガとソウブレイズexを入れ替えるための札として使え、トラッシュすれば「しんえんほむら」の威力が挙げられる便利なエネルギーです。
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ソウブレイズexのデッキ



まとめ
今回はオリジンパルキアVSTAR採用型のソウブレイズexデッキを紹介しました。
かがやくゲッコウガやオリジンパルキアVSTARが使えるレギュレーションもあとわずかです。最後に、このテクニカルなソウブレイズexデッキをぜひ使ってみてください!
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