こんにちは、リザードン大好きさとさと夫婦です。
今回は、ピジョット型のボムリザードンexデッキを紹介します。ピジョットexの特性「マッハサーチ」と、サマヨール・ヨノワールの特性「カースドボム」によりリザードンexをサポートする、リザードンexデッキの基本的な型です。
「バトルマスターデッキ テラスタル リザードンex」を改造する記事も書いています。
リザードンexデッキの基礎についてはこちらで詳しく書いていますので、まだご覧になっていない方はぜひこちらからご覧ください。

どんなデッキ?

リザードンex
リザードンex
分類:2進化 HP:330 タイプ:悪 弱点:草 抵抗力:なし にげる:2
テラスタル(このポケモンは、ベンチにいるかぎり、ワザのダメージを受けない。)
特別なルール(ポケモンexがきぜつしたとき、相手はサイドを2枚とる。)
【特性】れんごくしはい
自分の番に、このカードを手札から出して進化させたとき、1回使える。自分の山札から「基本炎エネルギー」を3枚まで選び、自分のポケモンに好きなようにつける。そして山札を切る。
【ワザ】炎炎 バーニングダーク 180+
相手がすでにとったサイドの枚数×30ダメージ追加。
リザードンexは、高いHPと特性「れんごくしはい」によるエネルギー加速、ワザ「バーニングダーク」による強烈なカウンター性能を備えた、超強いポケモンです。
しかし、いかに超強いポケモンであってもリザードンexだけでポケカはできません。2進化ポケモンなので、進化元を用意したり、「ふしぎなアメ」を使ったりする必要がありますし、ワザ「バーニングダーク」は相手がサイドを取っていない状態では180ダメージと物足りない威力です。
そのため、他にリザードンexをサポートするポケモンを用意する必要があります。
よく使われるのが、序盤のリザードンexへの進化や、終盤の詰め筋などの幅広いサポートができるピジョットexと、「バーニングダーク」の威力を補ったり、逆転への起爆剤になることができるサマヨール・ヨノワールです。
ピジョットex
ピジョットex
分類:2進化 HP:280 タイプ:無 弱点:雷 抵抗力:闘 にげる:0
特別なルール(ポケモンexがきぜつしたとき、相手はサイドを2枚とる。)
【特性】マッハサーチ
自分の番に1回使える。自分の山札から好きなカードを1枚選び、手札に加える。そして山札を切る。この番、すでに別の「マッハサーチ」を使っていたなら、この特性は使えない。
【ワザ】無無 ふきすさぶ 120
のぞむなら、場に出ているスタジアムをトラッシュする。
特性「マッハサーチ」は、自分の番ごとに使うことができ、山札から好きなカードを手札に加えられる最強の特性です。
リザードンexを場に出すための準備として「なかよしポフィン」や「ふしぎなアメ」を手札に加えたり、リザードンexを場に出したあとには「ボスの指令」や「ナンジャモ」を手札に加えたりと、序盤から終盤まで継続してサポートを続けてくれます。

サマヨール・ヨノワール
サマヨール
分類:1進化 HP:90 タイプ:超 弱点:悪 抵抗力:闘 にげる:2
【特性】カースドボム
自分の番に1回使えて、使ったなら、このポケモンをきぜつさせる。相手のポケモン1匹に、ダメカンを5個のせる。
【ワザ】超超 おにび 50
ヨノワール
分類:2進化 HP:160 タイプ:超 弱点:悪 抵抗力:闘 にげる:3
【特性】カースドボム
自分の番に1回使えて、使ったなら、このポケモンをきぜつさせる。相手のポケモン1匹に、ダメカンを13個のせる。
【ワザ】超超無 かげしばり 150
次の相手の番、このワザを受けたポケモンは、にげられない。
どちらも、特性「カースドボム」を持ちます。相手のポケモンに50ダメージ(サマヨール)または130ダメージ(ヨノワール)を与える強力な効果ですが、その代償として自分がきぜつします。
このきぜつにより相手がサイドを取るため、リザードンexのワザ「バーニングダーク」のダメージを上げることができます。「カースドボム」自体のダメージもあるため、一気に3枚以上のサイドを取ることも可能です。
より詳しくは、以下の記事で解説しています。

このように、ピジョットexとサマヨール・ヨノワールでリザードンexを強力にサポートするのが、ピジョット型ボムリザードンexデッキです。
リザードンexデッキの強み
このデッキの強みは、なんといってもその強烈なカウンター性能です。相手がサイドを取っていれば取っているほど威力の上がる「バーニングダーク」があることに加え、サマヨール・ヨノワールによる「カースドボム」でサイドを追加で取得することができるため、サイドの枚数が負けている状態からでも逆転が可能です。また、逆転のために必要なカードもピジョットexの「マッハサーチ」により手札に加えられます。
相手のほうがサイドの残り枚数が少ない状態のことを、サイドの枚数が負けていると表現しています。以下同様に記載します。
また、「バーニングダーク」「カースドボム」以外にも、サイドの枚数が負けている状況で輝くカードや逆転のきっかけになるカードが複数入っています。そのため、リザードンexデッキはサイドの枚数が負けている状況から戦うほうが強いデッキです。
リザードンexデッキに採用される、そのようなカードをいくつか紹介します。
サイドの枚数が負けている状況で輝くカード
カウンターキャッチャー
カウンターキャッチャー(グッズ)
このカードは、自分のサイドの残り枚数が、相手のサイドの残り枚数より多いときにしか使えない。相手のベンチポケモンを1匹選び、バトルポケモンと入れ替える。
「カウンターキャッチャー」は、サイドの枚数が負けている状況でのみ使えるカードです。このカードを使える状態にしておくことで、相手のベンチにいるシステムポケモン(特性で手札を増やしたり、エネルギーをつけたりするポケモン)をバトル場に呼び出し、「バーニングダーク」で倒すことができます。
また、「カウンターキャッチャー」は非常に多くのデッキに採用されるカードです。「カウンターキャッチャー」を相手に使わせないという意味でも、サイドの枚数では負けている状態にしておきたいです。
かがやくリザードン
かがやくリザードン
分類:たね HP:160 タイプ:炎 弱点:水 抵抗力:なし にげる:3
特別なルール(かがやくポケモンは、デッキに1枚しか入れられない。)
【特性】エキサイトハート
相手がすでにとったサイドの枚数ぶん、このポケモンがワザを使うための無色エネルギーは少なくなる。
【ワザ】炎無無無無 かえんばく 250
次の自分の番、このポケモンは「かえんばく」が使えない。
特性「エキサイトハート」で、相手がサイドを取った枚数分、ワザを使うための無色エネルギーが少なくなります。相手が4枚以上サイドを取っていれば、基本炎エネルギー1つでワザ「かえんばく」が使えます。
主な役割は、倒されてもサイドが1枚しか取られないことを活かしてバトル場で戦うことと、リザードンexが苦手な相手と戦うことです。
相手の残りサイドが2枚のとき、リザードンexが倒されると自分の負けですが、かがやくリザードンが倒されても負けになりません。もちろん「ボスの指令」を使われたらベンチのポケモンexが狙われてしまうのですが、後述する「ナンジャモ」の利用により「ボスの指令」を使われる可能性を減らすことができます。
リザードンexが苦手な相手は、具体的にはオーガポン みどりのめんexです。悪タイプにテラスタルしているリザードンexは草タイプが弱点なので、オーガポン みどりのめんexのワザ「まんようしぐれ」で倒されやすいです。かがやくリザードンであれば、草タイプが弱点ではないので、リザードンexよりもオーガポン みどりのめんexに強く出ることができます。
オーガポン みどりのめんex
分類:たね HP:210 タイプ:草 弱点:炎 抵抗力:なし にげる:1
テラスタル(このポケモンは、ベンチにいるかぎり、ワザのダメージを受けない。)
特別なルール(ポケモンexがきぜつしたとき、相手はサイドを2枚とる。)
【特性】みどりのまい
自分の番に1回使える。自分の手札から「基本草エネルギー」を1枚選び、このポケモンにつける。その後、自分の山札を1枚引く。
【ワザ】草草草 まんようしぐれ 30×
おたがいのバトルポケモンについているエネルギーの数×30ダメージ追加。
まけんきハチマキ
まけんきハチマキ(ポケモンのどうぐ)
自分のサイドの残り枚数が、相手のサイドの残り枚数より多いなら、このカードをつけているポケモンが使うワザの、相手のバトルポケモンへのダメージは「+30」される。
サイドの枚数が負けている状況でのみ効果を発揮するポケモンのどうぐです。相手のバトルポケモンへのダメージを+30します。
ワザ「バーニングダーク」や「かえんばく」のダメージが少し足りないときにつけて、相手のポケモンを倒しましょう。
逆転のきっかけになるカード
ナンジャモ
ナンジャモ(サポート)
おたがいのプレイヤーは、それぞれ自分の手札をすべてウラにして切り、山札の下にもどす。その後、それぞれ自分のサイドの残り枚数ぶん、山札を引く。
お互いの手札をリセットし、サイドの残り枚数ぶん山札を引くカードです。相手のサイドの残り枚数が少なければ少ないほど、「ナンジャモ」後の相手の手札を少ない状態にできます。
相手の行動を妨害して対戦を有利に進めるために、「ナンジャモ」で相手の手札を減らすことは非常に有効です。また、「カウンターキャッチャー」を使って相手のシステムポケモンを倒しながら「ナンジャモ」を使うことで、相手の行動を大きく制限することができます。
特に、試合の終盤、相手の残りサイドが1~2枚になっていれば、「ナンジャモ」を使うことで相手の手札は1~2枚になります。相手としてはあと1匹こちらのポケモンを倒せば勝利できる状況ですが、1~2枚の手札ではエネルギーが足りなかったり「ボスの指令」が使えなかったりして、こちらのポケモンを倒せずに番が終わるかもしれません。そうなれば勝負はこっちのものです。リザードンexやかがやくリザードンを中心に逆転することは容易でしょう。
より詳しくは、以下の記事で解説しています。

ブライア
ブライア(サポート)
このカードは、相手のサイドの残り枚数が2枚のときにしか使えない。この番、自分の「テラスタル」のポケモンが使うワザのダメージで、相手のバトルポケモンがきぜつしたなら、サイドを1枚多くとる。
サイドを1枚多くとる、強力なサポートです。相手のサイドの残り枚数が2枚のときにしか使えないという条件がありますが、「カースドボム」で相手のサイドの枚数を調整しやすいリザードンexデッキでは比較的容易に満たすことができます。
使うタイミングを選ぶカードではありますが、このカードがあることで、サイドの枚数が負けている状態からの逆転がしやすくなっています。ピジョットexの「マッハサーチ」やネオラントVの「ルミナスサイン」で必要なときに手札に加えましょう。
リザードンexデッキを使ってみよう
サンプルデッキレシピ

序盤の回し方
じゃんけんに勝ったら先行を選びます。進化ポケモンを主体としたデッキなので、いち早く進化が行える先行のほうが動きやすいです。
最初の自分の番にやること
最初の自分の番には、やりたいことが2つあります。ポッポをベンチに出すことと、ロトムVをベンチに出して特性「そくせきじゅうでん」を使うことです。
まずは、ポッポをベンチに出しましょう。ポケモンは場に出した番に進化させることができないため、ピジョットexに進化させるためには、ポッポのまま相手の番を1回過ごす必要があります。HPが低く、進化してしまえば「マッハサーチ」が超強力なポッポは非常に狙われやすいです。そのため、相手の攻撃の準備が整わないうちに場に出し、進化してしまいましょう。
ロトムVは、特性「そくせきじゅうでん」による手札補充が強力なポケモンです。
ロトムV
【特性】そくせきじゅうでん
自分の番に1回使えて、使ったなら、自分の番は終わる。自分の山札を3枚引く。
「そくせきじゅうでん」は使うと自分の番が終わるため、ワザのような使い勝手の特性です。が、特性なので、ベンチに居ても使えますし、最初の自分の番にも使えます。
このデッキはリザードンexが準備を整えて「バーニングダーク」を使いはじめるまで、使いたいワザがありません。ワザを使わないくらいであれば「そくせきじゅうでん」で手札を増やして番を終えましょう。
ポッポはグッズ「なかよしポフィン」で、ロトムVはグッズ「ネストボール」でベンチに出せます。
どちらもベンチに揃うのが理想ですが、最初の手札次第ですので揃わなければ仕方ありません。次の番以降でサポート「ペパー」を使いながらこの2匹をベンチに揃えましょう。
どちらかしか場に出せないときは、手札次第ですが、ロトムVを場に出して「そくせきじゅうでん」で手札を増やしたほうがいいと思います。
ポッポやロトムVに比べれば優先度が低いですが、できればヒトカゲも出しておき、いつでもリザードンexへの進化を目指せる状態にしておきたいです。ヨマワルまで出せれば完璧!
ピジョットexを場に出そう
ポッポを出した次の番、ピジョットexに進化させます。理想的なのは、グッズ「ふしぎなアメ」を使って進化させることです。ピジョンを経由せずにピジョットexに進化できるので、1回分早い番にピジョットexを場に出せます。
ふしぎなアメ(グッズ)
自分の手札から2進化ポケモンを1枚選び、そのポケモンへと進化する自分の場のたねポケモンにのせ、1進化をとばして進化させる。(最初の自分の番や、出したばかりのポケモンには使えない。)
「ふしぎなアメ」が手札になければ、サポート「ペパー」の出番です。山札からグッズとポケモンのどうぐを手札に加えられます。
ペパー(サポート)
自分の山札から「グッズ」と「ポケモンのどうぐ」を1枚ずつ選び、相手に見せて、手札に加える。そして山札を切る。
ついでに手札に加えるポケモンのどうぐとしては、「森の封印石」がオススメです。ポケモンVであるロトムVにつけることで、VSTARパワー「スターアルケミー」を使うことができます。VSTARパワー「スターアルケミー」は対戦中に1回しか使えない「マッハサーチ」です。
森の封印石(ポケモンのどうぐ)
このカードをつけている「ポケモンV」は、このVSTARパワーを使える。
【VSTARパワー】【特性】スターアルケミー
自分の番に使える。自分の山札から好きなカードを1枚選び、手札に加える。そして山札を切る。[対戦中、自分はVSTARパワーを1回しか使えない。]
「スターアルケミー」は対戦中に1回しか使えませんが、ピジョットexを場に出すためであれば迷いなく使ってしまいましょう。ピジョットexが場に出てしまえば「マッハサーチ」があるので、実質「スターアルケミー」が使い放題になるようなものです。
また、ピジョットexを「スターアルケミー」以外で手札に加えようとすると「ハイパーボール」を使うことになります。手札をトラッシュしなければ使えない「ハイパーボール」で手札に加えるよりも、「スターアルケミー」で手札に加えるほうがお得です。
このように、「ペパー」「森の封印石」を活用して「ふしぎなアメ」とピジョットexを手札に揃え、ポッポを進化させましょう。
また、ここにネオラントVを絡めて展開することもできます。
詳しくは以下の記事でより詳しく解説しています。

中盤以降の回し方
ピジョットexをベンチに出すことができれば、序盤は成功といえます。続いてリザードンexを場に出していきましょう。
サイドの枚数を調節しながら戦おう
先に述べた通り、リザードンexデッキはサイドの枚数が負けている状態からの逆転を得意とするデッキです。そのため、リザードンexを場に出したあとも、自分から攻撃していくというよりは、相手にサイドを取らせてカウンターを仕掛けるように戦いましょう。
お互いのサイドの枚数が6枚(初期枚数)から変わらない状況からでも、サマヨールの「カースドボム」を使えば無理やりサイドを取らせることができます。ここから「カウンターキャッチャー」を起動し、相手のベンチのシステムポケモンを「バーニングダーク」で倒しに行く動きが強力です。
「ナンジャモ」を使いながら戦おう
中盤以降は、自分の番ごとに「ナンジャモ」を使い、相手の手札を制限していきましょう。ピジョットexの「マッハサーチ」で「ナンジャモ」を手札に加えても構いません。
理想は、「ナンジャモ」を使いながら「カウンターキャッチャー」でベンチのシステムポケモンを狙い撃ちしていくことです。相手の動きを妨害し、リザードンexを乗り越えるハードルをどんどん上げてしまいましょう。
勝てる状況を見逃さないようにしよう
リザードンexは、自分のサイドが3枚以上残っている状況からでも一気にサイドを取り、勝利できるデッキです。また、「マッハサーチ」があるため、勝利のために必要なカードを揃えやすくなっています。
最大値としては、「バーニングダーク」と「カースドボム」でそれぞれポケモンexを倒し、「ブライア」を使ったときのサイド5枚です。そこまではいかなくても、3~4枚であれば狙いやすいので、虎視眈々とそのときを伺いましょう。

特徴的なカードの紹介
そのほかの、特徴的なカードを紹介します。
キチキギスex
キチキギスex
分類:たね HP:210 タイプ:悪 弱点:闘 抵抗力:なし にげる:1
特別なルール(ポケモンexがきぜつしたとき、相手はサイドを2枚とる。)
【特性】さかてにとる
前の相手の番に、自分のポケモンがきぜつしていたなら、自分の番に1回使える。自分の山札を3枚引く。この番、すでに別の「さかてにとる」を使っていたなら、この特性は使えない。
【ワザ】無無無 クルーエルアロー
相手のポケモン1匹に、100ダメージ。[ベンチは弱点・抵抗力を計算しない。]
今やほぼ全てのデッキに入っているカードです。特性「さかてにとる」で山札を引き、デッキを強力にサポートします。
先にバトル場に出しておくと狙われやすいので、前の自分の番にポケモンがきぜつしたタイミングで「ネストボール」でベンチに出すのがオススメです。
「カースドボム」による自分のサマヨール・ヨノワールのきぜつでは、「さかてにとる」は使えません。
前の相手の番に、自分のポケモンがきぜつすることが条件だからです。「カースドボム」のきぜつは自分の番に起こります。
また、ほぼ確実に相手のデッキにも入っていると考えられるカードです。相手のキチキギスexに「さかてにとる」を使わせないことも重要になります。うかつに相手のバトルポケモンを倒さないようにしましょう。リザードンexはもともと積極的に相手のポケモンを倒さずに逆転を狙うデッキなので、相手のキチキギスexに対しては有利に立ち回りやすいです。
ちなみに、HP210なので、相手がサイドを1枚とっている状態での「バーニングダーク」でぴったり倒せます。HPが低く強力な特性を持つキチキギスexは、「カウンターキャッチャー」で呼び出して倒したいシステムポケモンの筆頭です。ただ倒すだけだと「夜のタンカ」や「すごいつりざお」で復帰されやすいので、「ナンジャモ」も同時に使えるとより効果的です。
プライムキャッチャー
プライムキャッチャー(グッズ)
特別なルール(ACE SPECのカードは、デッキに1枚しか入れられない。)
相手のベンチポケモンを1匹選び、バトルポケモンと入れ替える。その後、自分のバトルポケモンをベンチポケモンと入れ替える。
状況を選ばず使える「カウンターキャッチャー」であり、同時にこちらのポケモンを入れ替える札にもなります。非常に強力なカードです。
ただ、リザードンexデッキのACE SPECは「プライムキャッチャー」一択ではなく、多様な選択肢があります。具体的には、「アンフェアスタンプ」「プレシャスキャリー」「偉大な大樹」などの採用が多いです。
「偉大な大樹」はクセのあるカードですが、それ以外の3種はどれも使いやすく強力なカードですので、環境や自分の好みにあったACE SPECを使ってみてください。
ネジキ
ネジキ(サポート)
自分のトラッシュからたねポケモンを1枚選び、自分の場のたねポケモン1匹と入れ替える(ついているカード・ダメカン・特殊状態・効果などは、すべて引きつぐ)。入れ替えたポケモンはトラッシュする。
場のたねポケモンと、トラッシュのたねポケモンを入れ替える効果です。
通常、ポケモンは場に出した番には進化ができませんが、「ネジキ」で場に出した場合、入れ替え元のポケモンが場に出たばかりでなければ進化ができます。つまり、序盤に出しておいたロトムVなどを「ネジキ」でヒトカゲやヨマワルに交換し、「ふしぎなアメ」でリザードンexやヨノワールを場に出すことができます。
そのため、ヒトカゲが場にいないからリザードンexは出てこれないだろう、という相手の計算を崩すことができます。
グッズロックと向き合おう
進化を「ふしぎなアメ」に頼るこのデッキタイプは、グッズを使えない状態にされるとかなり厳しい戦いを強いられます。具体的には、スボミーの「むずむずかふん」が辛いです。あまりこのデッキには対策を仕込んでおりませんが、スボミーが流行っている環境ではスボミー対策が必要になります。
スボミー
分類:たね HP:30 タイプ:草 弱点:炎 抵抗力:なし にげる:なし
【ワザ】むずむずかふん 10
次の相手の番、相手は手札からグッズを出して使えない。

このデッキにできること
自分が先行であっても後攻であっても、「むずむずかふん」を使われる前に1回、グッズを使える番が存在します。その番の間にボールを使い切ってでもポケモンを展開しましょう。特に、「そくせきじゅうでん」が使えるロトムVは必須です。
「そくせきじゅうでん」で手札を補充しながら、スボミーを倒します。手札と相談しながら、ヒトカゲのワザで倒すか、サマヨールの「カースドボム」を使うかを選びましょう。
スボミー対策を強化するなら
一つは、「ふしぎなアメ」以外の手段で進化できるようにすることです。ポケモンのどうぐ「ワザマシン エヴォリューション」を採用するか、スタジアム「偉大な大樹」を採用するかです。
ワザマシン エヴォリューション(ポケモンのどうぐ)
このカードをつけているポケモンは、このカードに書かれているワザを使える。[ワザを使うためのエネルギーは必要。]
ポケモンについているこのカードは、自分の番の終わりにトラッシュする。
【ワザ】無 エヴォリューション
自分のベンチポケモンを2匹まで選び、そのポケモンから進化するカードを、自分の山札から1枚ずつ選び、それぞれにのせて進化させる。そして山札を切る。
偉大な大樹(スタジアム)
特別なルール(ACE SPECのカードは、デッキに1枚しか入れられない。)
おたがいのプレイヤーは、自分の番ごとに1回、自分の場のたねポケモン1匹から進化する1進化ポケモンを、自分の山札から1枚選び、そのポケモンにのせて進化させてよい。進化したなら、続けて2進化ポケモンを1枚選び、進化させてよい。そして山札を切る。(最初の自分の番や、出したばかりのたねポケモンは進化させられない。)
「ワザマシン エヴォリューション」は「ペパー」から手札に加えられ、ポッポやヒトカゲを一気に進化させられるため強力です。今回紹介したデッキレシピに追加するだけで使用できるので、スボミー対策が必要であれば試してみてください。
「偉大な大樹」はACE SPECの枠を使う点と相手に利用される可能性がある点、またスタジアムなので手札に加えにくい点が難点です。「偉大な大樹」を使う場合は、スタジアムを手札に加えられる「アクロマの執念」を採用したり、ピジョットexがワザ「ふきすさぶ」でスタジアムを処理できるようになる「ダブルターボエネルギー」を一緒に採用しましょう。
ワザ「ヒートタックル」のヒトカゲは、基本炎エネルギー1つでワザを使い、スボミーを倒すことができます。その代わり、HPが60しかなく、ドラパルトexの「ファントムダイブ」で倒されやすくなります。ドラパルトexとスボミーのどちらを重く見るかで採用枚数を調節しましょう。
リザードンexデッキ対策
さて、ここまではリザードンexデッキの使い方を説明してきました。最後に、相手がリザードンexデッキだった場合に気を付けるポイントを紹介します。
ポッポやピジョットexを狙う
ピジョットexはリザードンexデッキの生命線です。ピジョットexさえ倒してしまえば、リザードンexデッキは理想的な動きが全くできなくなります。
一番楽なのは、HPの低いポッポのうちに倒してしまうことです。ベンチを狙撃できるワザや、「ボスの指令」を使ってでも倒してしまいましょう。ピジョットexになるとHPが280と高いですが、それでも優先して倒していきたいです。
うかつにサイドを取らない
リザードンexデッキ相手にサイドを取ると、「バーニングダーク」の威力が上がる、「カウンターキャッチャー」を使われる、「ナンジャモ」で手札を減らされると、いいことがありません。
特に、序盤にバトル場にいるヒトカゲなどは、倒せても倒さないことがオススメです。そのヒトカゲは「カウンターキャッチャー」を起動するためにリザードンex側が仕掛けているワナのことがほとんどです。攻撃を仕掛けるのであれば、ポッポやピジョットexを狙っていくようにしましょう。
終盤の「ナンジャモ」に注意
お互いにサイドを取りあった終盤に使われる「ナンジャモ」は驚異的で、こちらの手札が数枚にまで減らされます。
「ナンジャモ」後に手札を増やせるように、手札を増やせるような特性を持つポケモン(システムポケモン)を用意しておくのが理想です。
また、「ナンジャモ」は手札を山札に戻させ、山札からカードを引かせるカードです。そのため、終盤に必要ないカードはトラッシュしておき、「ナンジャモ」をされても山札から強いカードを引けるようにしておくプレイングも重要です。
このプレイングを、「強い山を作る」「キレイな山を作る」と呼ぶことがあります。
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リザードンexのデッキ


まとめ
今回は、ピジョット型のボムリザードンデッキを紹介しました。強力なパワーを持つカードで固めた強いデッキですので、ぜひ使ってみてください!
構築済みデッキを改造することで比較的簡単に作ることができ、初心者の方にもオススメです!
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